なぜ脱毛後にマッサージがNGなのか聞いてみた。



 脱毛サロンのシースリーは全身脱毛専門の脱毛サロンで、基本的には1回の施術で全身の4分の1を脱毛していきます。そのため脱毛にかかる時間は2時間程度です。
ですが、2時間という時間をベッドの上であまり身動きの取れない状態で過ごすというのは意外に疲れるものです。そのため体が固まってしまうような感覚になってしまう方もいます。
そのため、凝り固まってしまった体をほぐしたくなってマッサージやエステに行きたいと考える方もいらっしゃいますが、脱毛直後のエステやマッサージの施術は禁止です。
なぜ禁止なのかを元看護師の方に聞いてみました。

なぜ脱毛後にマッサージがNGなのか聞いてみた。

1.なぜ脱毛直後にマッサージをすることが禁止なのか

2.そのほかに禁止事項は?

1.なぜ脱毛直後にマッサージをすることが禁止なのか

 これはお肌のトラブルが起きやすくなってしまうためです。脱毛時のトラブルであるお肌の赤みや腫れ、やけどなどが起こりやすくなります。
実は脱毛の安全性というのはちょっとしたことで崩れてしまいます。特に安全のために行っていることとして脱毛中にお肌を冷やしながら施術をするということは非常に大事なことです。
シースリーの脱毛はお肌にジェルを塗って、その上から脱毛機の光を照射していきます。このジェルはお肌を守るために塗りますが、その守るという意味の中にお肌の表面を冷やすというものもあります。
 これがなぜ大事なのかというと脱毛の施術が熱処理であるためです。脱毛の施術は毛の黒い色に熱を発生させて脱毛をしていくものです。
つまり熱が発生しないと脱毛が出来ないということなのです。やけどしないということは脱毛効果が薄い可能性があるというほどです。
ですが、シースリーでも行っているようにジェルを塗ったうえから施術するという方法はお肌を十分冷やしながら脱毛をすることが出来て、安全なのです。しかも、ジェルは透明であるため光を受けてもその光をほとんど吸収しないため脱毛効果も下げません。

 ここで、マッサージやエステの話に戻します。マッサージやエステの施術を受けると体の血行が良くなりますよね?
これが実はトラブルにつながってしまうのです。先ほどもお話ししたように脱毛の施術の際にはお肌を冷やして施術します。その冷やすという行為は実はお肌の表面の血行を下げることと同じです。
 そのせっかく冷やしたお肌をマッサージやエステの施術はむだにしてしまうのです。
やけどした後にお肌を温める人はいないと思いますが、それと同じことをしてしまうことになるのです。

2.そのほかに禁止事項は?

 先ほどもお話ししたように気を付けなければならないことは血行を上げてしまうということです。
そこから考えるとお風呂で湯船に入ることは当然禁止です。シャワー程度は大丈夫とされていますが、シャワーも軽くにしておく必要があります。湯船に入らなくても脱毛をした箇所を温まるまでシャワーを当て続けてしまったら湯船に入るのと同じことになってしまいます。
また、湯船に入らないからと言ってサウナなども当然禁止です。血行が良くなるかどうかという点で考えれば同じことです。

 その他にも飲酒も禁止です。飲酒をすると顔が赤くなる方がいますよね?顔が赤くなるというのは血行が良くなる証拠です。
顔が赤くならないから大丈夫ということはありません。アルコールの作用は同じですので、お酒に強い方でも脱毛直後にお酒を飲むことはやめるべきです。

 さらに、薬も注意しなければなりません。薬の中にも血行を上げてしまうものがあります。たとえば風邪薬や頭痛薬です。すべてのものではありませんが、頭痛薬や風邪薬の中には血行を上げて汗を出しやすくして熱を下げる作用を持っているものがあります。
そのような薬は脱毛後には当然使うことができません。これに関してはカウンセリングで常用している薬やその日に飲む予定のある薬をしっかりとお話しして飲用してもよいものであるのか確認をしておくとよいでしょう。

 安全な脱毛を行うためにはこれらのことを守っておくことはとても大事です。